16番、砂絵

プログラム16番、砂絵。

沢井忠夫作曲。

Nさん、Kさん、そして助演の小畑先生。

砂絵という曲を初めて弾いたのが
おそらく大学生の頃、
BGMのお仕事をさせていただくようになったとき、
レパートリーの一曲に入れないといけないということで、
慌てて練習をし始めました。

それまで弾いていた曲と、
なんだか様子が違い、
弾き方もいまいちよくわからない。
どうしよう・・・・
どうしよ〜〜〜〜〜と
悩んで、本番でも出来れば、この曲避けたいわ〜〜〜〜と
思っていた記憶。

お仕事を先輩方とご一緒するとき、
例えば10曲、曲を準備するとして、
時間の許す限り、BGMとして弾きつづけるわけですが、
なるべく「砂絵」を後ろの方にしていただけるよう、頼んでいた記憶・・・・笑。

なのに、今となっては、
お仕事レパートリーの中で、トップ3に入る位大好きな曲になってしまっています。

はかない感じの中でぐわ〜〜〜〜っと盛り上がる感覚。

なんとも言えず、大好き!!

でもやっぱり、
弾きにくかったり、数えにくかったり、
生徒さんたちを悩ませることは変わらず、
ご苦労していただいておりますが、
今回はぜひとも、おさらい会にエントリーさせたいと2年前から思っておりました。

Nさんは、教室にいらしてまだ1年たっていないのですが、
沢井35周年演奏会、夏の合奏会、おさらい会と、
フル稼働!!
今回は三絃で六段、さんさんさくらにも入ってくださいました。
「雪ものがたり」のTさんと同じく、とっても遠くから何度も通ってくださいました。
当日は妹さんが着付けしてくださったそう!!
ご家族のご協力あってこそ、こういった会が成り立っているということ、
お一人お一人にお礼をお伝えしたい気持ちで一杯です(;_;)。

Kさんも、教室にいらしてまだわずか。
もちろんご経験者ですので、よく弾けるのですが、
おさらい会等はやはり、久しぶり。
緊張なさるかしら・・・・という心配は不要だったようです(笑)。
本番はとても冷静でいたご自分に驚いたとのこと・・
大物・・・でございます!!(薄々かんじてはおりました・・・・笑)。
おさらい会の少し前に、髪を短く切って、雰囲気がガラリと変わったKさん。
ますます素敵にぐっとかっこよくなられて、すごく印象的でした!!

小畑先生、生徒さんたちとの合奏をそれはそれは楽しみに
してくださっていまして、そのあたたかい雰囲気に包まれての演奏とうことで、
生徒さんたちもとっても心強かったようです。
熟練の美しい表現に、リハーサルの時から、幸せ〜〜〜な気持ちで立ちあわせていただきました。
本当に役得〜〜〜〜〜!!!

おさらい会の後、砂絵に挑戦中の生徒さん達
けっこういらっしゃいます(*^_^*)

15番、雪ものがたり

プログラム15番、雪ものがたり

箏、17弦、尺八。

おさらい会で初挑戦の一曲でした!!

私自身合奏で人前で弾いたことが無い曲。
これまで何故か機会が全くなかったのです。

ですので、この会に出すに向けて、
一恵先生のレッスンを何度か受けさせていただきました。
生徒さんや尺八との合奏面でのアドバイスもいただき、
こうして、直々に一恵先生から教えていただける恵まれた環境を
ますます実感した次第です。

自分にとってもものすごく勉強となりました。

季節は冬!!まさにぴったり!!

そして尺八との合奏曲。

この曲しかないでしょ!!(^^)

とはいえ、実際に生徒さんに弾いていただき、ある程度形になるまでは、
果たして合奏曲としてどこまで形になるだろうかと、初めての曲ならではのドキドキもありました。

時間の関係上、カットする部分もあったのですが、
どこをカットすればよいか、
どうつなげると良いか、
今回のプログラムの中で、一番考えた曲かもしれません。

Tさん、Fさん、

これまでの曲にない奏法や、後半のすごく細かな手、
最初とっても大変そうでしたが、
本番近くになってくると、さまになってきまして、
雪ものがたり・・・・ストーリー性のある曲の表現にも気持ちを向ける余裕がでてきたように思いました。
途中、尺八メロディーのなんとも美しい部分、
糸方で雰囲気を壊さないように・・・・と気をつけていましたが、
とてもやわらかく深く表現できたように思いました(^^)

お客様でもこの曲を初めて聞いた方がとても多く、
「素敵な曲ですね!」というご意見も多くいただきました。

Tさん、今回、初お着物参加!!
前回のおさらい会で刺激を受けて、着付け教室にも通いまして、
夏の合奏会では浴衣でご参加。
教室主催、最初の頃から習っている生徒さんのお一人。
とっても遠くから、通ってくださって、これまでの教室のイベントも皆勤賞でございます(^O^)涙。
お母様からいただいたアンケートのお言葉もとてもありがたく、
生徒さんとの出会いは奇跡のようにありがたいもの・・・・と実感します。

Fさんも、やはり教室では初期のメンバー!!
とっても頼れる存在になっています。
演奏面だけではなく、運営面でもいろいろお手伝いくださいます。
この時期、お住まいの区で毎年開催される三曲の演奏会にもご出演なさっているので、
10月〜12月は毎年、箏月間!!鍛えに鍛えられる時期のようです\(^o^)/
さて、最近、着付けを習いはじめたFさん!!
もしかしたら・・・次回は・・・・お着物?(^^)

回を重ねる度に、生徒さんたちそれぞれに、
いろいろな刺激を受け、新たな目標ができるご様子。

おいていかれそうな私です・・・・(*^_^*)

そうそう、雪物語、尺八とのリハーサルでは、
小湊先生のお弟子さんで今回お手伝いくださったWさんがずっと見学なさっていました。

ある意味・・・緊張感のあるリハーサルでした〜〜〜〜!!

こういった曲、小湊先生の表現、ついつい自分の演奏を忘れて
聞き入ってしまいそうになります・・・笑

いかん・・・いかん・・・・笑。

14番、つち人形

プログラム14番、つち人形

沢井忠夫作曲。

Yさん、Hさん、Oさん、そして長男。

1箏、2箏。二重奏。

箏らしさを弾いても聞いても楽しめる名曲。
7分程の演奏時間に、
実に多くの古典的な奏法から現代的な奏法まで
自然に埋めこまれ、
合奏になると、想像以上に華やかに、盛り上がるかと思えば
せつないフレーズはしっとりと・・・・
本当にすごい曲です。

まず1箏の練習をして、最後に合奏をするとき、
2箏のグリッサンドとトレモロのスタートにやや圧倒されてびっくりなさる方多数(笑)。

「合奏すると、こんな風になるんですね〜〜〜!!」と興奮なさる様子をたくさん見てきました。

Yさんは、他にも三段の調べや、さんさんさくらも演奏しました。
当教室に来てまだ半年で、合奏会やおさらい会と、積極的に楽しみながら皆さんと演奏なさるご様子は
とても嬉しくて、私も何度元気づけられたことでしょう。助けていただいてばかりです。

Hさん、数年前はじめていらした時から、音は倍以上大きく、タッチもしっかりとして、確実に
曲を仕上げるスピードも上がっています。
ご自分のペースを崩すことなく、地道に練習に取り組む姿勢は、本当に見習わないといけないと思っています。
今回もご自身で着付けをなさいました(*^_^*)
そして、Hさん、ボランティアで日本語を教えてらっしゃるのですが、ちょうどこの日、早稲田奉仕園で生徒さんたちの
授業があったようで、その方達が20〜30名近く、会場に聴きにいらしてくださったのです!!
その時間だけは2階席も開けて、座っていただき、本当に熱気のある客席となりました。
本当にありがたかったです!!

Oさん、うちの長男と一緒に2箏を弾いてくださいました。
Oさんも、当教室にいらしてから、まだ数ヶ月だったのですが、お仕事お忙しい中、個人曲、大合奏曲と頑張ってくださいました。
もともと、お仕事場のクラブ活動のような形で箏を長く弾いてらしたOさん。
ご退職なさって、今度は個人の教室を・・・といらしてくださいました。
クラブと、個人では何かと違うことも多いと思いますが、その違いも楽しめる余裕がおありで、
人前で弾くことも積極的に楽しんでらっしゃいます。その前向きな姿勢もやはり私にとって見習いたいことなのです。

演奏会後もみなさん、それぞれにの曲、がんばって取り組んでいます!!

あっ・・・・長男・・・・・

あの頃は中学生だったんだ・・・・・と不思議なかんじ。

いざ2箏を練習しはじめたら、思い違いで弾いていた部分を複数発見!!
修正が実はけっこう大変でした・・・・^^;

合奏練習も楽しかったな〜と思い出します♡

12番、雨

プログラム12番、雨。

(すみません、事情により、13曲目と曲順が反対になっております。)

山本邦山作曲。
箏、尺八二重奏曲。

今回おさらい会参加2回目のYさん、
そして、初参加のHさんがお二人で箏パート。

前回のおさらい会の「春の海」で箏パートを2人で弾いていただいた経験があるので、
今回、もともと箏パート独奏の曲を2人で弾いていただくことには、
あまり心配はありませんでした。

自然と息が合うこと・・・・経験済み(^^)

最初のリハの時から、やはり、おふたりともぴったり合いまして、
お一人が、ちょっとつまづいても、お一人がしっかり弾いて・・・・というかんじで、
一曲が流れにのりました。

あっ・・・・

でも、たまに、おふたりとも気が合い過ぎて、
同じタイミングで、
手がとまることも・・・・・笑。

繰り返していくうちに、
それぞれの持ち味、音色も生かせるようになってきまして、
尺八の小湊先生が入られる時には、
ずいぶん安定しました。

小湊先生、お二人の音がすごくしっかりしているので、
かなり気合を入れて吹いてくださったようです(*^_^*)

そうそう、一度、小湊先生が入られる前に、
夫氏が代理で参戦しまして・・・・笑。
(このことも、以前アップしていましたね)
役にたったかどうかは別としまして、
本人はとても喜んでいました・・・・笑。

箏も弾けた山本邦山先生の作品は
尺八ばかりでなく、箏の演奏家にとっても、
ものすごく勉強になる曲ばかり。

旋律はなじみやすい物が多く、
古典らしさも随所に散りばめられ、
箏の基本的な奏法をがっつり身につけるにもとても良い曲が多く、
本当にありがたい。

でも・・・・難しい〜〜〜〜!!

Yさん、今までいろいろな発表会に出ていましたが、
今回、曲の仕上がりがとてもご心配だったそうでですが、
さ〜〜〜いざ本番・・・・一番良い出来だった〜〜〜ということで、
すご〜〜〜〜〜く、打ち上げののお酒が美味しそうでした(*^^*)
三絃の「六段」もお三味線2名だけという中、さまになっていました!!

Hさん、思うようにいった部分、そうでなかった部分いろいろあったそうですが、
合奏曲の「夢の輪」含めて、夏の合奏会からおさらい会まで、
複数の曲で本番を経験なさって、じっくりめきめき力をつけています。

小湊先生も、この曲はすごく勉強になる曲ということで、
お弟子さんたちにもよく教えてらっしゃるそうです。

またこれから楽しみです!!

13番、春の日

プログラム13番、春の日。(沢井忠夫作曲)。

Tさん。

忠夫先生のこちらの曲。

いかに一つ一つの手を、しっかり
ていねいに弾けるか・・・・
ということが、
良い仕上がりにつながる曲の代表かもしれません。

一音一音の大切さ、
この曲を弾いていると、
特に感じます。

Tさんは、お伝えしたことを、
実に丁寧に守りながら練習なさるので、
習って、実質、まだそれほどたっていないのですが、
いろんなことを吸収して、
もともとの落ち着いた雰囲気も助けてか、
演奏もとても安定しています。

夫氏が、演奏が終わると

「すごい音量でしたね〜」とコメントしたくらい、
音がすごくしっかり出ていて、
私も隣で弾いていて、
こちらも頑張って音ださないと〜〜〜〜と
気を引き締めて伴奏しました(^^)

ご自宅では思い切り音をだせないので、
時々、カラオケボックスに箏を運んで練習もしたというTさん!

当日は、クリスマスにぴったりの
淡い緑色のお着物姿!!
まるで日本人形のように可愛らしい出で立ち(*^_^*)

看護師さんというお忙しいお仕事の中、
大合奏、さんさんさくらにも挑戦。

これからもますます楽しみです!!

11番、蒼生第一番

おさらい会プログラム11番

Wさんによる独奏、蒼生第一番。

って・・・・・12月のおさらい会の更新がいつの間にか保留状態になっておりました。

大変、大変申し訳ございません。

年をまたくどころか、年度もまたいでしまい、
このまま行くと、半年たってしまうではないですか!!

ということで、このまま続々と更新いたします。

Wさんは、当教室ではすっかり皆さんに顔なじみ!!

演奏だけでなく、当日は誘導から、舞台から、打ち上げから、タクシー担当から、
ありとあらゆる下働きをこなしてくださいました。

私も頼りに頼っている心強い生徒さんです。

前回のおさらい会では、ほんとに、まだ初心者ということで、
小曲集の中から、2曲。私と合奏しました。

ですが、今回は、それから2年、

六段、さんさんさくら、を大合奏で。
そして、独奏でこの曲に挑戦しました!!

沢井箏曲院の35周年演奏会でも「石筍」を暗譜したりと、
地道に取り組んでいる生徒さんです。

今回は、なんとなく、独奏に挑戦していただきたいなあ・・・・と
勝手に思い込んでおりまして、
動じることなく、練習にとりくんで、
本番も、堂々と弾いていました。

直前のレッスンでは、まだ心配なところもいろいろとあったのですが、
本番・・・・今までで一番良い演奏!!別人かと思いました(笑・・・・・って言い過ぎ・・・・笑)。

遠い中、お忙しい中、
合奏練習も頑張って通い、パートリーダーとしての責任も負い、
個人曲ではソロ。

いろんなプレッシャーがあっただろうと思います。

演奏会一ヶ月前位だったでしょうか、
2コマ続けてのレッスンの時間、
私は1時間以上も、いろいろなことをおはなししてしまいました。

それは、別にWさんと関係のあることばかりではなく、
教室全体のこと、
自分自身の指導者としての力不足といったこと・・・

Wさんにとっては、「説教」に聞こえてしまったかもしれませんが、
すごく、真剣に聞いてくれて、理解してくれて、
なんてありがたいことだろう・・・・と思いました。

この曲は、古典的なかんじと、現代的なかんじが、
入り交じっていまして、なかなか他にはない曲だと思います。

表現の仕方で、まるで違う曲に聞こえる
今でもとても弾き甲斐のある名曲でしょう。

五線譜に用いる表現もふんだんに記載されていまして、
生徒さん達にとって、そういった勉強にもなる曲。

緩急のつけかた、強弱、とても難しいのですが、
Wさん、とても自然な流れをつくり、
自分らしい感性で、まとめていました!!

10番、はや瀬

プログラム、10番、はや瀬。

中学校1年生のYちゃんの独奏です(^^)

小学校の頃から通ってくれているのですが、
前回のおさらい会や、合奏勉強会、沢井35周年演奏会、
教室スタート以來、全ての催しに参加しています\(^o^)/

最初の合奏勉強会の写真を見ると、まだまだあどけない雰囲気。

それが会を重ねるにつれて、どんどんしっかりしてきて、
そんな大事な時期を箏を通じて一緒にすごすことができること、
本当にありがたい。

さて、前回は、小湊先生と私と一緒に「花かげ変奏曲」を弾きました。

リハーサルの時、お母様がYちゃんの後ろで、
とても緊張して、心配そうに見守っていたのを思い出します〜。
その心配をよそに、堂々と、落ち着いて弾いていたYちゃん。

今回は、初めての独奏。

学校、部活、忙しい中、練習するのはとっても大変だったと思います。
また、独奏ということで、きっと、不安も大きかったと思いますが、
やっぱり、いつも平常心で、レッスンでも慌てるそぶりも、不安そうにする素振りもなく、
(自分では、大丈夫かな〜〜〜〜なんて言っていることもありましたが、表情は曇っていませんでした・・・・笑)
目標をちゃんと達成〜!!

しっかりした音で
やはり堂々と弾いていましたよ!!

この曲、途中で自由にテンポをつくる部分があるのですが、
Yちゃんらしい感性がでていて、素敵でした。

さて、Yちゃんから、いただいた年賀状、
なんと、箏をスタートしてから、先のおさらい会までのYちゃんの箏ヒストリー
のフォトアルバムの形となっていまして、またまた感激。

お父様の力作!!

ご家族のご協力や愛情あってこそなのだわ〜と
しみじみ。

中学一年生チーム。
(Yちゃん、Oくん、そして、今回は出演していませんが、やはりスタートして間もない、Kちゃん。で、おまけに次男・・・・笑)

頼もしいです!!

これから、ますます曲の幅を広げて楽しんでいきましょう!!