花まつり・・・つづき。

最初の演奏ははお点前の最中のBGMだったのですが・・・・
お客様がお抹茶をいただいている最中の演奏ではあるのですが、
ほぼコンサート(^^)

皆様、演奏に集中して聞き入ってくださって一曲毎に拍手!!

至近距離の演奏は、緊張というよりも
一体になるかんじが心地良い。

忠夫先生の二重奏中心に
日本の小箱等、馴染みのある曲を入れて30分位。

砂絵やつち人形、
よくお仕事で演奏する曲でもありますが、
じっと聞き入っていただいての演奏というのは、生徒さんとのおさらい会等以外では
実はあまり機会がなく背筋が伸びます。

音がきれいに会場に響くように
1箏とのバランスがよくなるように、
お互い、強弱や間のとりかたがしっくりくるように
いろいろ考えながら演奏するわけですが、
すべてがびしっと決まり、気持よくいったとき、
ほんとうに演奏しがいのある楽器だと実感します。

本番で同じ「砂絵」を弾くにしても、一度として同じことはなく
お相手によっても曲の雰囲気はかわりますし、毎回が発見。そして緊張です。

同じ曲をなんどもなんども練習し、
何度も何度も本番で弾くことでやっとみえてくる・・・・・
そういうことにやっと気づいてきた気がします。

あらためて、「花筏」の音色づくりの難しさを実感していますし、
よしえちゃんと弾きながら、
よしえちゃんの、サラリん、超いいかんじ〜〜!!
とコツを盗もうとしている自分もいます、笑。

演奏については、
書いても書いてもきりがないので、前半についてはこのへんで・・・・・

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

さて、第二ステージは、文字通りのライブになります。
こちらも30分位。

今度は、皆さんがご存知の曲を多数演奏しました。

ハナミズキ、花は咲く、ジブリ等・・・も。
自分自身はほぼすべて初めての楽譜。

この中で、ハナミズキとジブリについては
もともと、ハナミズキは17弦も入る楽譜のため、
箏二人だけだと、音が途中寂しくなるので、そこに、手を加えたり、
また、ジブリは2重奏用の楽譜ですが、上級者向けの楽譜ではないので、
シンプルな部分が多いため、伴奏にいろいろと手を加えました。
今回は、すべて2箏を担当しましたので、
伴奏の役割をしっかりつとめなければという気持ち。

お仕事として頼まれる場合は、
できるだけ依頼してくだった方が満足のいく演奏にしたいという気持ちがあります。
なおさら、自分をパートナーに選んでくださったよしえちゃんが、喜んでくれるように。

出された楽譜をそのまま弾くのではなく、
より華やかに聞こえるように、
より感動的に聞こえるように、
自分自身、気持よく弾けるように、

ということで、
手をくわえる作業が一番時間を費やすものです。

でもそれは、すごく楽しいし、有意義な時間。
かつ、手を加える多分、練習も必死なわけですが、
それもまた自分の訓練になります。

はやとに1箏を弾いてもらい、
しっくり合奏になるか等も確認します。

このことは
次回以降のお仕事にもかならず効果を発揮するわけです。

伴奏が効果を発揮するのは、
メロディーラインがしっかり、情緒豊かに演奏される場合です。

よしえちゃんのメロディーに沿って伴奏をするというのは、実に気持よく、
本当に楽しい経験となりました。

時々、私がメロディーに入れ替わる部分もあるのですが、
そんなときのよしえちゃんの伴奏はもとても心地良く、
本当に嬉しい瞬間!

さて、「花は咲く」は、沢井の先輩「丸田美紀さん」のアレンジ楽譜でした。

この楽譜はもちろんそのまま演奏。
5音階で調弦もとりやすく、ありがたいアレンジ。

箏の音色がきれいに惹き立つ、そして美しいメロディーが浮かび上がる素敵なアレンジで、
さすが丸田さん!!

弾きながら、涙がじわりとなりそうに。
何人ものお客様が小さく歌いながら聞いてらして、また感動し・・・
この曲の持つ力というものを強く感じました。

これから、多くの場面で弾いていきたいと思います。

会場のお客様も、お寺の皆様にも楽しんでいただけたご様子、
そして、よしえちゃんもとっても喜んでらして、

雨模様のため室内での演奏となりましたが、
その分、本堂に音がよく響き渡り、外での演奏よりも
音色を十分に味わっていただけたのではないかと思います(^^)

室内での演奏になったというご連絡をいただいたので、
持っていく楽器も変更しました。

外で響きやすい楽器と、室内で・・・というのはまた違います。

楽器選びにもすごく慎重になりましたが、
今回はとても良い選択ができたと思いました。

実は、もし・・・・あちらの楽器だったら・・・・
とちょっと怖くなっていた自分もいました。

ビシッと糸が張りたての硬い楽器を使用して本当によかったと!!
自分自身、強い気持ちで気合入れて挑まないと応えてくれない楽器。
でも、本番では自分を包みこんでくれるような、練習のときよりも
やわらかいタッチと音色に感じられたことも、実に嬉しかったです。

こういったことも、毎回の勉強です。

さて、今年は外での演奏の機会ももっと増やしていければと思っています(^^)

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