チューナー。

4月から通わせていただいている千葉の中高の箏曲部。

これまで、そちらの部では
調弦を自分でとるということはほとんどなく、
講師の先生がとってくださることが多いという状況のようでした。

講師の先生お一人では、30名以上のメンバーの
調弦をとるのは、時間も労力もかなり費やします。

前任の先生は
こちらで指導なさって40年!!

以前(数十年前)はチューナーを調弦で使用するということは
ほとんどなかったはず。

私も、チューナーを使いはじめたのは、高校生か大学生になってから。

それまでは、調子笛や尺八に合わせるといったことが主流でした。

気づいたら、平調子がしみついていた・・・・
というかんじでした。

前任の先生は、耳でとっていくことの大切さをなるべく生徒たちに
伝えるべく、そのようになさっていたのだと思います。

すごく大事なことで、
できることであれば
何にも頼らず、耳で、体で音階を身につけていき、
個人差はあると思いますが、
1年でも2年でもたったくらいに、
自然にとれるようになるといいな・・・・

昔はそうしていたわけですから・・・

(でも、その場合、調弦とれないままで終わってしまう場合もあったと思いますが)

ただ、いかんせん、
部活動、時間の制限があります。

ひとりで調弦がとれると、
かなりスムーズに演奏にむかえ、
また、正確な音で弾くことができるので、
できれば・・・・・自分で全員がとれるように・・・
それも、なるべくはやくに・・・

ということから、
今回、全員の方がチューナーを用意しました!!

顧問の先生が全員用の名前シールもつくってくださり、
同じものでも、区別できるよう配慮してくださいました。

チューナー初登場の日、小畑先生が講習会を開いて下さり、
皆、なんとか方法は身につけたようです!!
ほんの30分位で、できてしまうのです。

そして、今日、私、指導に行ってまいりましたが、
チューナーを使用していただけるようになったことで、
なにより、音が安定していますし、
他のことにに時間を使うこともでき、
また、本人達が、調弦のしくみについて、考えるようになっているように見えました。

さて、チューナーでとれるようになったからといって、
それはあくまでも、最初の段階。

少しなれてきたら、
チューナーも使わず、一般的な調弦位はとれるようにまで
もっていければと・・・

あくまでも補助の道具として・・・・

または、本番用に・・・・

いろいろと野望(笑)はあります!!

これは、当教室の生徒さんも同様。

そうそう、前に、ちょっと企んでいたこと、
そろそろ実行しようかと思っています・・・・・笑。

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