施設演奏で新しい試み

昨日は白金の高齢者施設でのファミリー演奏。

4月に初めてご依頼いただき、リクエストで2度目。

初めて息子たちに全て任せてみました。(夫氏はもれなくいます、笑)演奏はさておき、段取りやらMCやら、夫氏に似て超マイペースなので心配も。

お仕事演奏だと箏のイメージとして女性奏者でお願いしたいとか、
お着物で華やかに、という要望が添えてあること多く、
施設演奏でもそういう雰囲気を求められてはいます。

ですが、長年続けてきたこともあり、企画会社の担当の方に、
今回は息子たちだけでも良いでしょうか?と試しに聞いてみたところ、
施設サイドからも快くOKが出たとのことでひゃっほ〜!

その間、自分はレッスンできるというメリットもあるのですが、
息子たちが責任をもつチャンスでもあり、
箏って着物じゃなくても良いし、男性だけでも全然良いし、
むしろかっこいいものでしょう〜!と知ってもらいたいということもあったり。


さて、結果、とても楽しんで、喜んでいただけたそう。

「あなたたち、兄弟なの〜?!!」
「箏にぴったりのきれない指ね〜〜〜!!」
「昔を思い出したわ〜〜!!」
「もう帰っちゃうの??」
「お金払えば、また来ていただけるの?」
「また来てもらうようにしなかったら、この施設、私でていくから〜!!」
(スタッフの方もタジタジされていたそう、笑)



かけてくださったお言葉がおもしろすぎます。

おばあちゃまたちのエネルギーとバイタリティーたるや!

演奏では本格的な曲が特に評判良かったそうで
(馴染みのある曲も複数入れるようにしていますが)、
難しい曲ももっと入れようぜ〜!と兄弟で相談していました。

だんだん私の出番はなくなってきています、笑。


写真を振り返ると、丁度10年前に施設演奏をスタートしてました。
(写真3枚目。長男中1の頃)
最初は自宅の隣の施設。当時長男は中1。

10年後、こんなに長く続けるとも想像してなかったし、
子供だけで行く日がくるとは。


長男も次男も箏専門の道には進んでいないけど、
私達でできることで、喜んでいただけることがあるというのは、
とても幸せなことだなあ〜。


プロとかアマチュアとか関係なしに、
責任持った演奏、精一杯の演奏をお届けする。


きっとそれはお客様に伝わる。

人前で演奏する以上、皆演奏家😊