Three Wisdoms 中野スウィートレイン初ライブ

とあるお客様から(;_;)

〜もはや別世界の調べ〜

箏でジャズ界に殴り込み
そんな威勢のよいものではなく

箏でもジャズが弾ける
そんな中途半端なものではなく

箏なのか
もはや別世界の調べに
ジャンルなど必要がない。

これはもう
小林真由子という
ジャンルなんだろう。

ふだんレッスンを受けている
門下生の方々が
次は何をするんだろうと
ワクワクドキドキ
固唾を飲んで見守る。

オリジナル曲であっても
ジャズのスタンダードであっても
その曲を知らなくても
こうきたかとうなずく。

ただ、
うなずくそばから
えーっと声を上げてしまうほどに
未知の世界へ連れ去られる。

箏って、
こんなにアグレッシブにも
演奏できるの?

ハモンドオルガンを
肉食の楽器だと言った方がいたが、
箏にもそんな一面があるとは。

ふつうの箏よりも弦が多い
十七弦。

ベースを平手で打つ
スラップ奏法のような
弾かれた音が響き渡る。

一曲演奏を終えるたびに
調弦する。

演奏中にも
弦を浮かせ琴柱をずらして
調弦しながら演奏する。

自分は
どんな音楽がやりたいのだろう。
ジャズの演奏家の方たちと
何を目指しているのだろう。

そんな試行錯誤の中で
さまざまな楽曲に挑んでいく。

あたかも
演奏中に調弦しながら
音色を整えていくかのように。

古来の和楽器でありながら
考えるよりも先に歩き始めている
そんな躍動感を覚えた。

こんな事をやってみたい
こんな事をやったらどうなるか
思いついた事を形にしてもらいたい。

それが流れになり、
その流れに乗って
さまざまなものが融合していく。

終わった瞬間から
今度は何が飛び出すのかと
早くも次回が待ち遠しい。

Three Wisdoms

小林真由子さん
pianist
石井彰さん
violinist
定村史朗さん

2020/2/12
中野Sweet Rain

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