自分と向き合う。

昨年の夏、沢井箏曲院の教師試験に合格いたしました。
先月届いた会報に恥ずかしながら体験談が?
講師試験に合格し早12年。レッスンや演奏活動が増え、余裕が無く先延ばしになっていました。
なんのために受験するのか自問自答の数年間。
自分の中で今年しかないと思ったのが昨年。締め切り間際。
一恵先生、竹澤先生、最後まで背中を押してくださいました?

受験を決め、仙台の師匠、梅岡先生にご報告。
直後、丁寧なお便りが届きました。

「自由曲に「箏によせる変奏曲」を選んでくださったこと、ありがとうと100回お礼を云っても足りません。20年以上前、この曲の初演のリサイタル。真由子さんは大きなお腹でつきっきりで私の手伝いをしてくださいました。その時の赤ちゃんが箏を弾く大学生。信じられないほどの嬉しい現実。」
ギャーギャー泣きました。梅岡先生の弟子であることのありがたさを深く感じました。

16歳、先生の門を叩きました。それまでは母に師事。そのあとは驚くほど箏にのめりこみました。音大受験の時も仙台から新幹線で一緒に付き添ってくださり、試験中はどこかで待っててくださり、帰りはやはり新幹線でコーヒーとポテトチップを二人で食べながら帰る。(結局2年とも不合格でしたが?)
新幹線に一緒に乗ると、いつだって先生は車内販売のポテトチップを買ってくださる、笑!嬉しくて美味しい思い出?

「真由子さん、私はね、とにかくいい音楽が好きなの!箏もいい音楽にならないと!」

当時はその意味がよくわかっていなかった気がする。今は心の底から同じように思う。

結果が出る前、受験したというお祝いにお爪ケースをプレゼントしてくださいました?お箏屋さんにオーダーして作っていただいたとのこと?。宝物です✨

受験そのものは不甲斐なくその後3日間いや、一週間?寝込むほど撃沈。(レッスンだけはかろうじてやりました)
ありがたく賞をいただき?これからが本当のスタートだと。

いろいろな音楽活動をする中で、あらためて自分とむきあう非常に濃い時間でした。

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