ファドも計画。

雑司が谷の「エル・チョクロ」というライブ会場にて。

”ファドも計画”ライブ。
さがゆき(vocal and guitar)
   喜多直毅(violin)
   翠川敬基(cello)

ファド・・・・・といいうのはfadoのことで
ポルトガルの民族歌謡のこと?

ヴァイオリンの喜多直毅さんとは五年前に、
齋藤徹さん企画のユーラシアンエコーズで初めて演奏をご一緒しました。

何度か演奏を聴きに行ってますが、いずれもタイプの異なるステージ。
即興オンリーあれば、オリジナル中心あれば、
本日のような世界もあれば!
いずれも、うちのめされる素晴らしさ!そして、やはりの自在な音作り、表現力。

今日は、素晴らしい演奏の他に楽しいトークも満載でした?

初めて聞かせていただいた、さがゆきさんの歌。
驚きました。
ボーカルの入るバンドやユニットのライブは
あまり行ったことがないのですが、
いかにボーカルの方の表現力が大切か・・・・ということが伝わってきました。

彼女の歌は(他のプロのボーカルももちろんそうなのだと思うのですが)
とにかく、歌詞がビシビシ響いて来る。

初めて聞く曲ほとんどだったのですが、
彼女の歌を聞くと、どの曲も、パッとイメージが浮かんできて・・・
恐ろしいほどに、リアルな世界が頭にひろがり・・・・

かなりディープでありました。

人生経験とか、音楽活動における山ほどの経験とか、
いろんなものの積み重ねで、こういった歌が歌えているのか・・・・
と思う反面・・・・

これは、もう、持って生まれたものでしょう〜〜!!
と思いたくなるくらい・・・・
なんだか、ほんとにすごかったです。
また聞きたいな?

そして、お話も、ものすごくサバサバしていて、
魅力的な方でした!!

翠川さんのチェロも初めて!!
チェロも、あまり聞く機会が無いので、
バンドにおける存在感てどんなかんじなんだろう・・・とか、
コントラバスやバイオリンと比べての音量とか、響とか、旋律の作り方とか、
非常〜〜〜に興味津々で聞いていました。

楽器そのものが持つ特徴なのか、ご本人の特性なのかはあまりわからないのですが(#^.^#)
2面性、3面性・・・・いろんな角度か楽しめる楽器だ!!と思いました。
(あ・・・・ご本人が二重人格とか・・・そういうことではありません〜〜〜笑)

バイオリンとボーカル(さがゆきさんは、ギターでの弾き語り)、そしてチェロ。
こうなると、やはり伴奏・・・・
ベース的な役割になるチェロですが・・・・
コントラバスのような、ベースに徹するということではもちろんなくて、
ギターとバイオリンの間をうねるように、音を丁寧に探して選んで、
ベース的な雰囲気と、メロサポートのような音づくり・・・・・
音量の幅も自在。どちらかというと、全体、控えめになさっていましたが、出すところはがつん!!
チェロって、こんなに響くんだ〜〜!!それも嬉しい驚きでした!

基本、歌やギターを引き立てることに徹してらっしゃる雰囲気。

ソロ部分になっても、急にボリュームをあげて、自分の世界になってしまうのではなくて、
メロ部分から、自然に、でも、存在をしっかりアピールして、
それはそれは、美しい即興のメロディーを繰り広げてらして・・・
わ〜〜〜〜大人のソロだ・・・・・素敵すぎる!!
曲によって、ソロの作り方もバラエティー豊か。
あ〜〜〜〜こんなに自在に即興できたら、なんて幸せなんだろう〜〜〜っと。
もう、羨望の眼差してみておりました!!

喜多さんのバイオリンは何度か聞いているので、
素晴らしさをもちろん、知っているのですが
これまで聞いたジャンルとまた違った内容であったので
いつもと、音色も、表現も随分違ったかんじでした!!
あ〜〜〜〜今回の喜多さん・・・・・さらに好きかも!!

って思った?!!

これまでのライブではどちらかというと、めっちゃ真剣勝負・・・・
というステージでの喜多さんを拝見していて、
あ・・・・ライブではなく、コンサートだったこともありますが、
その良い意味での緊迫感の中での、演奏・・・・
もちろん、そういったステージでしか出せない音楽は、ほんとに素晴らしいのですが、
今回のように、ちょっと肩の力を抜いて、(真剣勝負にはかわらないのですが)
客席と、メンバーと一体になって、とことん、楽しみながらの演奏・・・・というのは
喜多さんの本来持つ、人懐っこさとか、ユーモアとか、可愛らしさが全面に出てきて、
ものすご〜〜〜く、暖かい気持ちになったのでした。

現代音楽即興オンリーのときの喜多さん。
カルテットとして徹底的に作り込んだオリジナル超絶すごい曲の時の喜多さん、
そして、今回のように、既存の歌謡曲・・・演奏内容はオリジナル&即興・・・・という時の喜多さん、

いずれのシーンでも、
プロフェッショナルで、ほんとに、すごいすごいすごい!!

ほんとになんでもできる方なんだ・・・・

だから、彼の現代音楽の即興を聞いた時、
「あ・・・・・ホンモノ!!!」って即座に感じたんだな・・・・。

「エル・チョクロ」という会場。
素敵でした!
お店のママやマスター(ご夫婦なのだろうか・・・・たぶんそう?)とっても優しい方!
昼間からウイスキーも美味しくいただきまして❣️
おつまみも頼んじゃいまして・・・・
私服の時間でした!

あ・・・・・今回も一人で行きましたよ。
だいたいいつも一人です?
たいてい、いつも直前に行けることが決まるというのもあるのですが、
なんとなく、一人で行くことに慣れてしまった・・・・?

セットリストです!
喜多さんがライブ終了後にFBでセットリスト紹介してくださり、ありがたい!

1stSet
1)Solidao
2)赤い橋
3)難船
4)難破船
5)少しは私に愛を下さい
6)棘
7)Falando de amor

2ndSet
1)Fados nos sentidos
2)セントジェームズ医院
3)この空を飛べたら
4)Agua e vinho
5)空っぽの世界
6)懺悔の値打ちもない
7)Gracias a la vida

次回の演奏日程も決まっているそうです!
この日は、私は伺えない予定なのですが・・・・
ご興味ありましたら、ぜひぜひおすすめなので、行かれてみてくださいね!!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

出演:ファドも計画
   さがゆき(vocal and guitar)
   喜多直毅(violin)
   翠川敬基(cello)
   内容:日本語によるファド、ラテン、昭和歌謡、オリジナルetc

日時:2018年7月8日(土)16:00開場 17:00開演
会場:雑司が谷TANGO BAR エル・チョクロ
   https://buff.ly/2FJwyYL
   〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-2-8
   03-6912-5539

料金:ご予約¥3,900 当日¥4,300
予約・問合せ:エル・チョクロ
   03-6912-5539/info@el-choclo.com
violin@nkita.net(喜多)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください