そういえば!高校で箏の巻。

そういえば・・・・・

昨年・・・いや、今年はじめ?

長男の友達が数名、何度か、教室に来て何時間も箏の練習をしていた件・・・・・

結果報告をしておりませんでした。

あれは一体なんのための練習だったか・・・・・・

ということなのですが。
そして、どうなったのか・・・・ということなのですが。

高校では美術、書道、音楽・・・・・・の中から選択授業として、
長男は1年生〜3年生まで音楽を選択しています。

(私も高校生のころやはり音楽選択でした。
だって、歌うだけで、筆記テストもほとんどなくて、すごく楽で、楽しかったから!!!)

2年生の年度末に、
数名ずつチームに別れて、各チーム何かを披露するというイベントがあるそうで
そのための練習だったそうです。

音楽選択をしている生徒は約130名。
60チームに別れての、コンテストのようなかんじ。

演奏内容は自由。

歌あり、楽器あり。

個人で得意の楽器演奏をする人もいたそうです。

チーム分けをしてから、さて何をしようかという相談の中で、
長男が箏やっているということ、皆知っていたこともあり、
「箏にしてみね〜〜〜?」
となったらしい。

実際は6名位の子達が(皆男子!笑)
箏を演奏したかったらしいのですが、
学校にある楽器の面数が足りないということで、
数名他のチームにうつったそうです・・・・・・(*´∀`)

だったら、うちの楽器いくらでも貸すのに〜〜〜〜と
伝えましたが、
まるで欲のない長男
「もう決まったし、めんどうだし・・・・・
学校にあるものでやる位で全然いいから〜〜」と。

物足りない奴だ。

さて、曲を相談されて、
何か知っている曲「さくらさくらとか唱歌みたいなのが、いいかな〜〜〜〜」
とか、
最近流行っている曲を箏用にアレンジするかんじがいいかな〜〜〜〜」
とか

最初は、皆に馴染みのある曲にした方がウケがいいかな・・・・・
とも話していました。

友達がメロディーラインを弾いて、
長男がやや手の込んだ伴奏をすれば、そこそこな完成度になるかな〜〜という目論見もあって。

ですが、

男子だし、かっこいい曲がいいだろうな〜〜〜〜と思い直し・・・・

「OKOTO」どう?挑戦してみる??

「まじで??できるかな〜〜〜」(と長男)

「部分的に簡単にしたら、いけるかもしれないよ!」

「じゃ、やるだけやってみようかな〜〜〜」

他のメンバーにもCDを聞かせたようで、
「超かっこいい〜〜〜これにしよ〜〜ぜ〜〜〜!!」
と決定、笑。

弾ける弾けないより、やってみたい!!
が大きなモチベーションになる若者たち。

時間は1チーム5分。
1章と3章を一部カットしてつなげました。

それにしても、練習方法がおもしろい子達でした。

狭い部屋で(教室の影の部屋)
それぞれ勝手に練習。

長男なんて、自分の関係ないレッスンの曲とか練習していたり・・・・・笑。

なんとかつながる位になったかな〜〜〜〜というタイミングで早速
音源に合わせて合奏練習。

音源のテンポは早いので、
とてもその早さで弾くのは無謀ではないかしら〜〜〜〜〜と思っていましたが・・・・

彼らなりのペースなのでしょう。

むりやりにでも音源にあわせて、早く弾いている様子に、
影で笑ってしまいながらも、
案外悪い方法ではないのかも!と思えるくらい、
なんだか、けっこうのりがいい感じで弾いてるな〜〜〜!!と感心。

それにしても、皆、全くの初心者。
最初の数回は、さくらさくらとか、基本の弾き方を練習していましたが、
その後すぐ「OKOTO」。

本番間際には、かなりいいかんじのかっこいい合奏が聞こえてきました。
私は一切、指導には関わっていません。

カットの場所や音数を減らせそうなところををアドバイスした程度。
(音数減らす部分については、長男が2箏から1箏にうつって弾いたり等で対応できればと。
調弦同じなので、それが可能!すごく便利!と思っていたのですが・・・・
結局はほぼ、楽譜通りに弾いていた彼らでした)

さて、本番、彼らのクラスではエントリーNo.ラストだったそうです。
くじびきで、とりになってしまったそうです、笑。

もってるな!!笑。

各チーム、ビデオ係がいるそうなのですが、
なんとビデオ撮り忘れたというバカチーム!!

先生がとっててくださった映像が唯一の映像となりました。

なぜビデオ係がいるかというと・・・・・・

なんと他のクラスの人たちにも(音楽選択の人たちに限りますが)
聞かせる(見せる)のだそう!!
けっこう壮大なイベントであります。
そして、点数をつけるんだそうです。

まず、全9クラスの中で音楽を選択している人たちを
4クラスにわけます。
(というか、普段4クラスにわけて授業受けてます)。

1クラス約15チームのうち上位2チームが決勝進出!

つまり予選の15チーム分は生ライブで聞きます。
そして、
他のクラスで決勝に残ったチーム分はビデオで鑑賞。

そして、審査!!

なんだか壮大〜〜〜笑。

結果。予選通過し、決勝でも・・・・

「OKOTO」第一位。

だったそうです\(^o^)/

60チームで一位って・・・・・けっこうすごいぞ!!

ですが、本人、あまり嬉しそうでもないというか、興奮してないというか・・・・・笑。

「他のメンバーはどうだった?」

「あたりまえの結果でしょ・・・・」って言ってたよ〜〜〜〜

(けっこう嬉しそうだったけどね・・・・・という補足もありましが、笑)

だって・・・・・・・^^;

なんだあいつら・・・・・笑。

音楽の先生がクラスに来て順位を発表したそうで、
音楽選択じゃない生徒たちは、
「すげ〜〜〜じゃん!!俺達も聞きて〜〜〜!!」と関心をもってくれたそうで。

まあ、一種の箏の宣伝にもなったでしょう。

ところで、他にも箏を弾いたチームが実はあったそうです!!
童謡のような曲を演奏していたそうなのですが、
決勝までは来なかったので、聞けなかったそうです。

やはり同じ箏でも、インパクトの違いがあったのでしょう。
男性が演奏するということ、
けっこう力強く演奏していたということ、
曲もノリノリでカッコイイということ、
総合的に見ると特に箏はじめての若者たちへのインパクトは大きくて
かなりの衝撃だったのだと思います。

ところで、オチがありまして・・・・・

生徒たちの投票では第一位だったのですが、
音楽の先生の採点では第二位だったそうです・・・・・笑。

惜しい〜〜〜!!悔しい〜〜〜〜!!

笑。

それにしても、全部で何回練習にきていたかな〜〜彼ら。
10回はなかったと思う。
期間で言うと約3ヶ月弱でした。

でも一回の練習時間と集中力が相当でした。

3時間位、ひたすら弾き続けていることもありました。
もちろん、数回目には血豆。

(ピチカートが多い曲ですので・・・・)

集中力。
根気。

があれば、無謀と思えることでも、できてしまうこともあるのかな〜〜〜。

いや〜〜〜〜私も大変勉強になりました。

そして、若い男子(しかも普段は皆体育会系。)
が数名で箏を必死に練習している様子のなんて、
ほほえましいこと!!

来年は次男もやるのかな??

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2 Replies to “そういえば!高校で箏の巻。”

  1. Bon soir!
    素晴らしいレポート!!あっぱれ高校生の鏡!!感動です。
     御長男の卓抜した箏パフォーマンス・スキルあってこその成果!!その背後には真由ママの高度な技量、教示が!!!
     
     蛇足ですが、現在の中学2年生からは、現行大学入試とは全く異なる試験方法により、高度な知識の応用力、的確な判断力等多様な能力判定を目指すことに!ハイレベルな大学ほど何やら悩みが・・・。目ざとい受験関連業者が、早速、対象となる新制度適用受験生の父兄を対象に、対策の講釈行脚を全国展開スタート模様です。
     既に御承知かとは思いますが、何事国際ranking上位!!が最終目標のようです。
     
     梅雨の中休みに夏本番の如き暑さ!御一家の御健康を御祈り申し上げています。
                           Au revoir.

  2. Catherine様

    こんばんは(^^)!
    箏に対する固定観念がほとんど無い高校生ならではの挑戦と反応だったのかもしれません。
    そして、箏という楽器のシンプルさには、初めて弾く人をあたたかく受け入れてくれる魅力があるな〜ということも再確認しました。

    なんとなくは耳にしていまいました、今後の大学入試がかわっていくこと。
    でも、具体的にどう・・・・というのが、まだわからず、三男以降に関わってくるので、
    興味津々です。そもそも、現在の大学入試についても、今ひとつ理解が浅い状態。
    本人はなにやら取り組んでいますが・・・;(*´∀`)夫氏にいろいろ偵察してもらわねば!!

    また何か動きがございましたら、教えてくださいね!!!

    それにしても、今日も大雨かと思ったら、急に強い日差し。
    気づかぬうちに日焼けしそうです(*´∀`)

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