初コンクール。

1月10日(日)
利根英法記念邦楽コンクールが浜離宮ホールにて開催されました。

今回はアンサンブルという課題。

つまり合奏。

個人ではないコンクールに参加するのは
長男も次男も初めて。

といいますか、次男はコンクールそのもの初めて。

それぞれ箏同士の2重奏でエントリーし、夏に予選があり、この度本選でした。

実はあまり東京では邦楽のコンクールは無く、(全国的にも、数は多くはありませんが)
過去に洗足大学でのコンクールや宮城道雄コンクールに参加している長男は
それ以来となります。

いろいろと書きたいことは山ほどありますが・・・

とにかく、今回、特に次男はお相手の方に、ご心配、ご迷惑をおかけしながらの半年。
コンクール近くなってきましたら、受験生ということもあり、なんとなく箏に集中しきれていない
こともあって、親としても、こんな状況でステージに上がらせていいものか・・・
とお相手にたいしても、コンクール主催の方々に対しても、申し訳ない気持ちも抱きつつ・・・

ただ、本人が思いの外、練習は決して多くできていたわけでなないのですが、
確実に練習を続けるにつれて、これまでの箏への向き合い方と違う意識を持ち始めている気配が見られ、
実に良い経験をさせていただいていることを実感しながらの半年でもありました。
演奏時間は5分。曲をカットするわけですが、
本来の半分以下になります。
ですが、その5分間の曲を半年かけて創り上げる。
もちろん、1っヶ月もあれば、ひと通り弾けるようにはなります。
若い子なんて、ほんとに器用なもので、1週間もあれば、だいたい譜面どおりに弾けてしまうのです。
ですが、録音まで3ヶ月。
そして、本線まで3ヶ月。

途中、練習へのモチベーションも下がっても当然なわけですが、
逆に続けるにつれて、難しさも次々に発見し、ますますモチベーションが上がることもあり、
本当に楽器演奏の奥深さ、練習の大切さを子供ながらに感じることもできたと思います。

最終的には今の状況でできることをがんばろう・・・ということを
周りの方にも言っていただき、なんとか、当日演奏を終えることができました。

これまで、実は子供のコンクールは、長男が小学校4年生の時、初めて受けた山口でのコンクール以外は
同行したことがなく、なんともいえない心境でしたが、
でも今回はなんとしても客席で聴こうと!腹をくくって(大げさですね・・・)
客席で。

もう息もできないくらいハラハラでした。たった5分の演奏ですが、
(大人は7分)
ほんとに、無事最後の音を出しきるまで・・・・手に汗握るとはまさにこういうことかと・・・。

次男の演奏が終わると、だいぶ気持ちが落ち着きまして・・・

長男は・・・もう、高校生ですからね・・・・どうなったとしても・・・というとおかしいかもしれないですが、
最初から最後まで自分たちで責任持ってやってもらうしかない・・・・

とか言いながら、ついつい、控え室で
「卵の白身つけた?」「調弦のピッチ大丈夫?」「袖めくったら?」等々・・・・
余計なことで声かけてしまい・・・・
レオ君も長男も、「もう大丈夫だから〜〜〜笑」と笑って受け流されまして・・・

自分の方がはるかに子どもっぽいぞ〜〜〜〜と恥ずかしくなりました・・・・・。

もちろん二人の演奏の時もドキドキしながら客席で聞いていましたが、
次男程の必要以上の心配はなく・・・・
適度な緊張感で聞くことができました。でもやっぱり緊張したのですが・・・・

さて、高校生以上は大人部門。
本当に今をときめく、若手のプロの演奏家がゾロリの、レベルのとても高いコンクールでした。

ほぼ皆さんが、過去にコンクールで優勝したり、オーディション合格なさったり
芸大を卒業されて演奏活動をバリバリなさっている方等・・・・

曲もいろいろなジャンル、編成。

非常に聴き応えのある素晴らしい内容でした。

しかもこちら一般公開のコンクール。
コンクールというのに、客席がほぼ満員!!

お客様はコンクールでもありますが、コンサートのようなかんじで
楽しむこともできたのではないかしら・・・と思います。

審査員の皆様も本当にすごい方達ばかりで・・・・

東京でこれだけ多くの方に聞いていただけるということだけでも、
本当に本当に貴重な経験です。

さて、結果は次男たちのペアは優秀賞(第二位)
長男たちのペアは奨励賞(第3〜5位のいずれか・・・3チームが奨励賞です☆)

それぞれに悔しさが残る結果だった様子ですが、

(私は大健闘だと思っているのですが(*´∀`))

特に長男ペア、あれだけの、チーム数も多く、本当に素晴らしい演奏家の皆様ばかりの大人の部で
よくぞ、入賞させていただけたと・・・。

でも、本人たちは、悔しかったそうで・・・・

高い志を持っていることを再確認したコンクールでもありました。

さて、このコンクール、とてもありがたいことに、
終了後の交流会では審査委員の皆様と個人個人でおはなしできる時間がありまして、
演奏に関するアドバイスを各審査員の視点からいただくことができるというご褒美がついているのです!!

優しい言葉で、的確に、今後の演奏にダイレクトに生かせるアドバイスを
たくさんいただくことができました。

コンクール、もちろん、結果もついてくれば、尚嬉しいと思いますが、
そこに至る過程、そして、本番を経験することで、得ることのなんと大きなこと・・・・

私ももっと若かったら・・・・・(*´∀`)・・・・・
なんて・・・・
羨ましいこと限りなしでした!!

いえいえ、これからでも、もちろん、
挑戦できることはたくさんあるのですけどね・・・・☆

沢井箏曲院の方、11名参加だったそうです!!
そのうち6名入賞だったそうです〜。

ぬあんと、一恵先生も客席で聴いてくださっていました。
そして、多くの先輩や仲間も・・・・涙。

いろいろな方に声かけていただき、(私も子供たちも)
嬉しかった〜〜〜。

さて、印象にのこった長男の一言。

子供コンクールにくらべて
大人のコンクールはあまりピリピリしていないかんじがいい!!

とのこと。

そうなんだ〜〜〜。

私からしたら、十分、緊張感漂っている控え室に見えたのですが、
いろいろと子供のコンクールに出てきた彼からすると、
もっともっとシビアな雰囲気が漂っていたそうで・・・

そういう経験してきているのだな〜〜〜

ということも感じまして・・・・

私自身の生ぬるいこれまでの箏への向き合い方をやや反省したのでございました・・・。

出場される方の努力と勇気、本当にすばらしいです。

とっても長くなってしまった気がいたします。

今回にむけて、ご指導くださった、
池上先生、一恵先生、
一緒に組んでくださったレオ君、レオ君ご家族様、
藤原美月さん、美月ちゃんのご家族様、
この度のコンクールの関係者の皆様、審査員の皆様、
お稽古場をかしてくださった谷川楽器さま、
直前に糸調整をしてくださった琴光堂さま、
会場にいらしてくださったたくさんの皆様、
応援してくださった皆様、本当に本当にありがとうございました。

最後のおまけ写真。

不思議な組み合わせ・・・(^^)。

なんと顔の大きさの違うこと〜〜〜笑。
足の長さ、細さの違うこと〜〜〜〜笑。

わかっていたけど、笑。

眉毛の濃さだけは負けてない??

フォローになってない・・・・笑。

プププ

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