affect~花生けライブ〜

東池袋にある、とても雰囲気の素敵な kakululu というギャラリー(カフェでもあります)で

加藤ひろえ(花生け)、類家心平(トランペット)、中嶋錠二(ピアノ)の3人による
即興ライブがありました!

ひろえさんは、やはり、4月の即興ライブ「九音」でご一緒させていただいたメンバーのお一人。

お寺でのライブの時は、あまりじっくりとは華や書に目を向けることができなかったので、
(その時は、彼女たちの空気、気配を感じるというそういう感覚でした)
今回、改めて、彼女の花生けの様子を堪能することができました。

お花には全く詳しくない私ですので、
細かいことはもちろんわからないのですが、
大胆さと繊細さが両立する彼女の感性や
自然体でありながら、しなやかで美しい動きに一気に惹きこまれまして、
非常に、濃密な2時間をすごさせていただきました。

音を感じて、反応して、イメージを膨らませて、作品をつくっていく様子は
しずかでありつつ、勢いがある、とても不思議な時間の流れでした。

彼女自身、ジャズピアノを趣味とする(小さなころから続けているピアノで、かなりお上手なのです!)程で、
音楽への興味や知識はとっても深く、
ご自分の好きな音色に反応してお花を生けていくということは、
彼女の表現のベースとなっていることを伺いました。

類家さんのトランペットは、想像通り、いや、想像以上に味わい深く、かっこよかったですし、
中嶋さんのピアノも、当たり前なのですが、ほんとうに素敵で、
最近、素晴らしい演奏家の方達の生演奏を間近で
聞くことができていることに、改めて感動しています!!

前半、後半と雰囲気の異なる作品が完成しました。

いずれも、非日常の美しさの中に、日常のやわらかさを見ることができて、
ひろえさんらしさが、ギュッとつまった作品のように感じました。

それにしても、お客様がいる中で、
脚立に登って、繊細な作品を作っていくという緊張感って・・・
どんなかんじなんだろう〜〜〜って、想像もできません〜!!

さて、彼女とは、花生けと箏というコラボで何か実現するかもしれません(^^)

いろいろと刺激をうけて、インスパイアされました!!
箏でも自分の表現ができるように、
勉強していきたいと思います!!

Boys Trio ライブへ!

子供コンサートが終わってから・・・・

中野のスウィートレインというライブハウスへ。

9月13日にご一緒させいてただくBoys Trio のライブ!!

これまで、CDやyoutube でなんども演奏を聞いてきましたし、
4月の即興演奏ではピアノの石井さんとドラムの石若くんと共演いたしましたが、
ベースの金澤さんを含めて3名での生演奏は初めて!

(9月のライブのリハはこれからです(^^))

おそろしくすばらしかった!

甘く、渋く、楽しく、躍動感、疾走感に満ち満ちて!

張り詰めた音作りの中に人間味溢れるメンバーのなんともあたたかい空気。

ライブ会場では
BOYs Trio を そして、ジャスを愛し楽しみにしているみなさんで満席!!

ビールとスパイシーポテトという一品を頼んで(^^)
子供コンサートのひとり打ち上げもかねて、
ひとりで乾杯〜〜〜笑。

(こちらのライブハウス、ドリンクもお料理のメニューも豊富!
そして、お料理はほぼすべてハーフサイズがあり、それが、500円!!
今度行くときはもっといろいろ頼んじゃおう〜と思いました♡)

いよいよ音楽スタート。

思いがけず、日本の唱歌「浜辺の歌」でスタート!!

最初ドラム、ベースでしばらく演奏があり、途中でピアノが入ってくるのですが・・
ピアノが入ってからやっと
え〜〜〜〜〜
浜辺の歌だ〜〜〜と気づいた私でした(*´∀`)

なんて雄大な、おしゃれな、
そして、希望に満ちた「浜辺の歌」!!

つぎつぎ、素晴らしい即興がくりひろげられて、気づくと10分超えていたという!!

曲の長さが都度様々に変化するのも、ジャズのおもしろさのひとつかもしれない!

いつまでも演奏していたい気持ちに会場の様子もあいまって、
なっていくのだろう・・・・・。

そして、次はラテンのノリノリの曲・・・・

そしてどこまでも甘く切ない曲・・・・

雰囲気の変わる曲が次々・・。

は〜〜〜前半のステージだけで、とってもとっても濃く、充実していて・・・・・
後半がますます楽しみ〜〜〜〜。

そして、休憩時間には、メンバーの皆さんとちょっとお話(^^)
その時の様子も、なんともおもしろくて、やさしい皆さん。

さて、後半のステージではなんと、
石井さんのご子息の智大さんが飛び入り参加!!

石井智大さんは、この春、
東京芸術大学のヴァイオリン科を卒業なさった若手実力派の演奏家!

大学ではクラシックがメインだったと思うのですが
(芸大・・・洋楽については、全然わからないので、的外れなこと書いてしまってるかもしれませんが〜〜〜)

お父様のジャズ魂、センスを受け継ぎ、
味わいのある、なんともかっこいい、演奏を繰り広げていました!!

親子演奏も聞けるなんて・・・
石井さんのお父様としての一面もほんのちょこっと垣間見えて・・・
なお感動的でした。

この日は、子供コンサートで比河流先生とお嬢様による模範演奏もあったので、
その際も、実に感動しまして・・・・・

いろいろなことを思いめぐらせた一日でもありました。

Boys のみなさんは実に世代を超えたユニット。

日本を代表するジャズピアニストの石井さん、
ベーシスト界の重鎮と称される金澤さん、
そして、まだ20代半ばのドラマーの石若くん。

このトリオは結成10年とのこと。
石若くんは若干15,16歳の頃から、
超一流の方とプロ活動をしている。

いかに天才少年だったかということであります。

今では日本中でひっぱりだこ、そして、
世界各地で演奏活動を繰り広げている石若くん。

この世代を超えたなんとも家族のような、
気心しれた仲間のような、
そんなあったか〜〜〜い雰囲気もこのトリオの魅力であります。

Boys ・・・・というネーミング、まさに、ぴったり。

音楽において、そして、日常でも少年の心を持ち続けている。
ユニークでやんちゃ、遊び心満載、かつ素朴な雰囲気は3人に共通している。

人としての大きさだったり、色気だったり・・・・へもつながってるな〜〜〜。

超大好きな曲をジャズで聞けたのも、すご〜く嬉しかった〜!!

音楽というのは、その人の魂の叫びでもあるわけですが、
ジャズというのは、それが、さらに、ダイレクトに伝わるような気がしました。

今日はなんという濃い一日だったろう・・・・

なまことLIVE!!!!

竹澤えっちゃん先生のライブ、

とっても久しぶりに聞きに行くことができました!!

超感動!!

超感激!!

そして、超たのしい〜〜〜〜!!

そして、超勉強になった〜〜〜〜!!!

言葉遣いとってもよろしくないですが・・・
全てに超をつけたくなるライブでした。

それにしても、えっちゃん先生にもお世話になりはじめてから、
25年位になります。

えっちゃん先生に教えていただいた曲でやっぱり印象に残っているのは「五段砧」。
これにつきます。

1年近く、ず〜〜〜〜っと教えていただいていましたから・・・・。

受験生の頃。

とにかく、すごく細かく教えていただいた。

そのおかげで、五段砧に関しては、高音パートも低音パートも、自分の中で
他の古典曲(段もの)に比べて、体にしみついている感覚があります。

いわば、えっちゃん先生は自分にとって、古典曲の基礎を鍛えてくださった師匠。
もちろん、いまも教えていただいていますが・・・・(*´∀`)
(あ・・・・まだ・・・基礎も鍛え中ですが・・・・)

さて、現代曲も素晴らしいですが、
地唄もとても素晴らしいえっちゃん先生のオリジナリティーといえば、
地唄を今風の歌詞におきかえて、弾き語りなさるスタイル。

今回も

「おみそしるあっためてのみなね・・・」

という曲・・・地唄「黒髪」の現代版とでもいいましょうか・・・・

一緒に行った長女(小学校5年生)も、歌詞のわかりやすさと、
地唄の歌い方のギャップを非常におもしろく感じたのか、
興味津々、とってもたのしそうに聞いていました。

味わいのある声、通る声、熟練の節回し・・・・

今回は「黒髪」もバイオリンと一緒に演奏してくださるなど、
本格的地唄もちょっとカジュアルな雰囲気の中、しっとり聞かせくださり、

あ〜〜〜〜地唄って・・・・すごい世界観があるな。

ライブ会場は立ち見も出る大盛況でした。

その中の半分以上の方は地唄を聞いたことなかったようです。

えっちゃん先生の粋な演奏・歌を、
すごく新鮮な面持ちで聞いている様子でした。

つい最近、えっちゃん先生と、今回のメンバーのお一人、ヴァイオリンの向島ゆり子さんが「ラジコ」に
出演なさっていました。
その時、演奏なさっていた曲がこの「黒髪」と「おみそしるあっためて飲みなね」(他にもありましたが)
でした。

今回改めて、生演奏を聞けまして、すごく嬉しかった〜〜そして
大変貴重でございました。

地唄の独特の間拍子に、
なんてことなく、自然に合わせることができるというのは・・・・

つまり、楽器を極めた方というのは、
どんなジャンルになっても、即座に反応できるというか、
理解できるというか・・・

そいういうことなのかな〜〜〜

さらに、短期間で、ものすごく研究なさっている成果なのだろうな〜〜〜

いろいろ考えながら聞いていました。

ゆりこさん、ビオラもヴァイオリンも弾いてらっしゃいました。
そして、なにやら、ちょっと変わった楽器も。
それぞれの音色の奥深い事・・・

先日、喜多直毅さんのヴァイオリンを聞かせいただきましたし、

春には定村史郎さんというジャズヴァイオリン奏者の演奏も聞かせていただいたりと、
素晴らしいヴァイオリン演奏家の音楽をこのところ堪能しています。

弾く方によって、ヴァイオリンもこんなに音色とか、表現方法とか異なり、
そして曲のジャンルも様々、
とにかく幅広いことに驚いています。
そしれ、それぞれの方が自分のオリジナリティーを大切にしている、
そして、あたらしいことに挑戦している様子は・・・・
箏の演奏家でそういったことに取り組んでいる方たちと、共通する部分も多く、
とても興味深いのでした・・。

私にとっては、めずらしい女性のヴァイオリンの演奏を聞く機会でしたが、
男性とはやはり少し違う感じもしまして、(男女の違いというのではないのかもしれないのですが)
どこか包みこむような感じの印象をうけたのは、女性らしさからくるものなのかもしれない・・・・

ちょっとそんな感じもいたしました。

すご〜〜〜い安心感があったというか・・・
(演奏の余裕さ・・・という安心感ではなくて・・・・演奏の余裕さという点でははもちろんどのかたも安心感はあります)

なんて、勝手なこと言っていますが・・・・
もっともっといろいろな方の演奏を聞いていきたいなと思うようになりました。

そして、そして、
えっちゃん先生もトークも楽しいですが、(いつもたのしいです)
ゆり子さんのトークも、そして演奏中の盛り上げ方も、
とっても楽しくて、パワフルで、
音楽も、人との対話(ライブ中の、言葉ではないコミュニケーション、それは演奏者同士、そして、お客様との)も
こころから楽しんでらっしゃる様子で、
女性としての、人としての魅力にあふれる方、
ほんとに素敵でした〜〜!!!

それにしても、あんなに小さな楽器・・・・
しかも弦はたったの4本。

音域の広さ、持続音・・・・

箏がもっていない面にばっかりついつい意識がいってしまって・・・・

う〜〜〜〜む、

箏って〜〜〜〜〜〜〜いろいろ拘束されるな〜〜〜〜。

と、ついつい、コンプレックスかんじてしまう悪いくせ・・・・笑。

でもでも・・・えっちゃん先生は、それを見事に打ち砕いてくれるように
柔軟な表現、巧みな調弦替え、音色の変化、超絶技巧、

あ〜〜〜私もがんばれば、ちょっと近づけるのであろうか・・・・

と期待しつつ、がんばろう〜〜〜!!!って思うことができたのでありました。

さて、ライブにはもうお一人、オーボエ奏者の笠松泰洋さんも出演なさっていました。

オーボエ、こんな間近で、しかもすごい方の演奏・・・
初めて〜!!!

テレビとかで聞く音よりももっとふくよかな音色でした。
あんなに細いリードのみで・・・・

ボリュームもすごい幅がありますし、
今回いろいろなジャンルの曲があったのですが、
どの曲にも自然とマッチするかんじは、予想外でした。

もっと特殊な音色・・・
独特なかんじ・・・・

という印象があったもので・・・

箏とオーボエ??

どうなんだろう〜〜〜とすごく不思議だったもので・・・

そしてそして、笠松さんの、雰囲気が、すばらしく、柔らかく、優しく、朗らか・・・
こんなにおだやか〜〜〜な音楽家の方・・・・っているのかしら〜〜〜〜と思うくらい
ほんとに、あたたか〜〜〜〜い雰囲気がにじみ出ている方でした。

すばらしいトリオでした!!

また、ぜったいライブ行きたい〜〜!!

次はいつなんだろう・・・・♡

は〜〜〜そしてそして、

ビールも美味しかった!!笑。

会場では丸田さんや、井口かおりちゃんにもお会いできて、
すぐとなりの席で、沢井メンバーで、ワイワイ楽しみながらのライブでございました。

他にも沢井のかた何人かいらしていて、
おはなしできました〜〜〜!!

ところで、場所は大泉学園駅から徒歩5分の場所にある「in F」
というライブ会場でした。

駅をでると、なんとメーテル&哲郎の銅像や、明日のジョーの銅像が!!

なんでも、こちら松本零士さまがお住まいだった地とのこと!!

帰りに長女と記念撮影・・・・(*´∀`*)。

メーテルは思っていたより大きかった!!!!!(背が・・・・・(*´∀`))

求道会館へ。

喜多直毅カルテット

初めて聞きに、本郷にある求道会館へ行きました。

ヴァイオリン、バンドネオン、ピアノ、コントラバス

4名での約60分に及ぶ演奏、素晴らしかったです。

メドレー形式で5曲を続けて演奏。

全曲、喜多直毅さんの作曲。

それを立て続けに5曲・・・・というものの、
まるで異なる世界観が次々に生まれる・・・・・

次はどうくるんだろう・・・・

すべて終わる時には、もういちど、最初から聞きたい!

と思えるライブでした。

メンバーそれぞれの様々な表現や音色、魅力というものが、
曲によって様々に変化し、じっくり堪能することができました。

地の底から這い上がってくるような・・・
そして、空をつきぬけていく・・・・

グワ〜〜〜〜〜ッときます。

ここまで自由に感情を楽器に委ねることができる・・・・
圧倒されると同時に、とても羨ましく思いました。

そして、最近聴きに行くライブで最も注目しているリズムの作り方。
今回も、非常に興味深かったです。

コントラバスのベースを刻むリズムというのは、欠かせないもので、
曲全体の拠り所として、安心感を勝手に抱き、常々曲を楽しみますが、
今回、果てしなく細かく正確にヴァイオリンがリズムを(旋律の変化ももちろんそのなかで十分に味わえるのですが)
鳴らし続けるシーン、鳥肌立ちました。

そのテクニックはさることながら、
その上でやはり気持ちが粒にのっている・・・・

そして、コントラバスが、ベースとしての役割の他に
ソロを担う部分での味わい深く、優しい音色に、酔いしれます。

最近、いろいろな方のコントラバスを聞く機会があるのと、
聞くように心がけていることもあり、
今回の田辺和弘さんのコントラバスの演奏も、また今まで聞いたコントラバスの
イメージとも異なり、素敵だなあと思いました。
音がはっきりと立ち上がる印象も受けました。

バンドネオンは生演奏を聞いたのは初めてかもしれません。

このカルテットはアルゼンチンタンゴを土台としていることもあって、
バンドネオンが欠かせない存在でありますが、
タンゴをそうそうしっかり聞いたこともない私ですので、
今回は、ただただ、バンドネオンの音色のどこか素朴なのに、ものすごく妖艶な雰囲気に、
そして、奏者そのものの奥の方から込み上げてくるような音の発し方、息遣いに、
熱く哀愁あふれるタンゴの世界を感じておりました。

今回のライブはCD第二弾の発売記念ということもありましたが・・・

もちろん、購入いたしました。
そして、あまりの素敵さにまだもっていなかった第一弾も一緒に購入いたしました。

喜多さんとは、何年か前に演奏をご一緒させていただきました。

斎藤徹さん、一恵先生、韓国の演奏家の方達と、螺鈿隊でのステージでした。

その時は、なんというか、自分のことでいっぱいいっぱいで、
じっくり喜多さんの演奏を楽しむ余裕がなかったのが残念です。
(ものすごい演奏だ〜〜〜ということは、もちろん実感していましたが)

ですが、その後、徹さんと喜多さんが一恵先生と即興演奏をなさった時、
そして、今回の演奏で、喜多さんの音楽をじっくり体感することができ、
非常に感激しています。

次回は10月にライブを予定なさっているとのこと。

それまでに、他の方とのライブも目白押しの喜多さん。

沢井の深山さんや、元井さんとの即興演奏ライブもあります!!

箏とヴァイオリンの即興演奏・・・ものすごく行ってみたい!!