箏という楽器

箏という楽器について

13本の弦を張り、琴柱を立てて音階をつくります。管楽器に比べると、音を出すのは簡単です。 もっとも、芯のある生きた音を出すのは難しいですね(どの楽器もそうでしょう)。

平調子の箏弦を張るのはお琴屋さんに頼みます。自分で張れるようになりたいのですが、力とコツを要するので簡単には出来ません。テニスラケットのガットを張る機械みたいなものがあればいいのですが・・・。
曲によって、調子(音階)が決まっていますので、それにあわせて琴柱を13本の弦の下に入れて右や左に動かして調整していきます。
右の画像は、典型的な音階「平調子(ひらぢょうし)」で調弦をした箏です。
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さて、どうやって箏の弦を弾くのでしょう。
指で弾くのが一番簡単です。やさしい、幻想的な音が出ますよ。
しかし、指の皮が薄い初心者が10分も弾いていると血豆が出来てしまいます。
指で弾く奏法もありますが、基本は演奏用の爪を右手3本につけます。
箏の爪親指・人差し指・中指の3本です。指で弾くときは、右手の薬指・小指と左手を使います。 ところで、この箏爪、爪と輪が別々に販売されていますので、自分で作る必要があります。
木工用ボンド・洗濯ばさみやクリップを使って黙々と作業します。 弾きやすい、力を伝えやすい爪をつくるのも演奏者に求められる技量のひとつです。

十七弦箏(じゅうしちげんこと)

箏の弦は13本と書きましたが、17本から成る箏もあります。一般的に箏と言えば、弦が13本のものを指し、弦が17本の箏を「じゅうしちげん」または「じゅうななげん」と呼びます。

十七弦箏は、「春の海」を作曲したことで知られる宮城道雄が考案した楽器です。その魅力は、迫力のある重低音。低い音を出すためにサイズも、通常の箏に比べると随分大きいです(おかげで運ぶのが大変)。十七弦箏
左が十七弦箏。
右の通常サイズの箏が180cm程なので、女性一人が運ぶには結構大変です。